2022.02.14
昨年の秋頃より、モデルナ製のコロナウイルスワクチン接種部位の皮膚反応(赤みや腫れ、かゆみ、痛がゆさ)に対するご相談が増えてきております。
ワクチン接種直後に接種部位が赤くなる・腫れる・痛くなるのはファイザー製コロナウイルスワクチンと同様なのですが、モデルナワクチンの方に特徴的なのは、接種後1週間前後が経過してから接種部位に赤みやかゆみが出てくるという点です。通称「モデルナアーム」と言われます。
1回目に起きても、2回目は起きない方もいますし、2回目も起きた方は1回目よりも早く(接種翌日や翌々日)に起きることもあるようです。
これからワクチンの3回目接種が進んできますし、国は3回目はモデルナワクチンの接種を推奨しております。仮にモデルナアームになったとしても重篤な症状に発展することはまず無いと思われ、必要に応じて適切な対症療法を行えば改善してきます。もしもモデルナアームの症状が強く出てしまいお困りの際には、皮膚科専門医にご相談なさることをお勧めします。