当院では帯状疱疹に伴う疼痛に対し近赤外線治療器「スーパーライザーPX」による光線照射療法も積極的に行っております(2台稼働しています)。スーパーライザーPXは体の深いところまで届くよう考えられた温かい赤い光(近赤外線)を出すことにより、痛い部位の血の流れを良くして痛みを軽くします。照射による皮膚の刺激や痛み、発赤などの副作用はほぼありませんのでご安心下さい。
また星状神経節近傍照射(喉ぼとけの脇への照射)を同時に行うことは、胸から上の疼痛に対し効果があるとされております。よって頭・顔・首・胸・上背部の帯状疱疹に対しては患部への照射に加え、この星状神経節近傍照射も積極的に併用しております。 なおスーパーライザーPXには局所の血流改善の他に、創傷治癒効果もあります。よって床ずれや皮膚の潰瘍、やけどにも使用します。範囲が小さければ治りづらい湿疹病変にも照射し、効果が得られる場合もあります。