2025.03.31
当院ではこれまでも帯状疱疹不活化ワクチン（シングリックス）の任意接種を行っておりましたが、2025年4月より65歳以上の高齢者を対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始されることになりました。当院も受託医療機関で、不活化ワクチンのシングリックスのみ取り扱っております。これまで接種料金が高額で接種をためらわれていた方も含め、より多くの方に接種してもらいたいと願っております。また帯状疱疹は一生に1回しかかからない、と思われている方が多いかと思いますが、2回3回とかかる方も全く珍しくありません（当院は皮膚科なので、そのような患者さんをこれまで多数診察、治療してきました）。よって、帯状疱疹に1回かかったことのある患者さんもワクチンを接種することを強く勧めます。
なおワクチンは高額ですので院内に在庫は持たず、一度患者さんが医院を受診し接種予約を取ってから医院側がワクチンをメーカーに発注し、後日予約日に患者さんに再度受診してもらいワクチンを接種するクリニックが全国的にも（もちろん八戸市内も）圧倒的に多いです。当院ではインフルエンザワクチンのように接種希望者が受診した日にすぐにワクチンを接種頂くため、シングリックスの院内在庫を多く保持し、原則受診したその日に接種できる体制を整えることとしました。よって予約は一切不要です。元々シングリックスの接種患者数がかなり多かった当院だからできる強みです。ただし、1日の接種患者数が予想以上に多かった場合やワクチン自体の流通がメーカー側の都合で滞ってしまった場合には、申し訳ありませんが後日の接種とさせて頂くこととなります。ご了承下さい。
シングリックス（不活化ワクチン）の接種料金（自己負担額）ですが、八戸市在住の方は1回12000円（税込）となり、2回打つ必要があるワクチンですので、合計の料金は24000円です。行政の方から1回あたり9900円ほど補助が出ることとなっております。これまでと比べると、だいぶ大きいですよね。
気を付けて頂きたいのは、65歳以上の方が全て対象とならないことです。令和7年4月～令和8年3月の間に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方が対象で、100歳以上の方は全員が対象となります。また、令和7年度が接種の該当年齢に当たる方でも、過去に任意接種で帯状疱疹ワクチンを打っている方は対象になりません。
接種の際に持って来る必要がある物ですが、
①予診票（対象者宛てに4月中に送付されるようです）
②接種済証（予診票の上部が接種済証になっています）
③本人確認書類（できればマイナンバーカードをご持参下さい）
④接種料金（1回12000円）
となります。定期接種のみの場合、初診料、再診料は頂きません。
クレジットカードは定期接種に関しては使用できません。現金のみの支払いとなります。任意接種の方はこれまで通りクレジットカードは使用可能です。
詳しくは、下記の八戸市のサイトを御参照下さい。