2024.10.15
金属アレルギーの検査は通常、鳥居薬品から出ている「パッチテスト試薬金属」(合計15種類の項目あり)を用いてパッチテストを行いますが、当院はその試薬金属を持っておりません。よって金属アレルギーの検査は原則できません。
ただし、ニッケル・クロム・金・コバルトの4種類の金属については「パッチテストパネルS」という検査ユニットを用いての検査は当院でも可能です。ただ、上記金属以外の項目が複数含まれるユニットなので、それらの検査も同時に行うことになります。検査料金は3割負担の方で約5810円と、高い検査です。また、検査日(検査薬の付いたシールを背中に貼る)、検査2日後(48時間後判定)、検査3日後(72時間後判定)、検査1週間後(最終判定)と、1週間のうち計4回通院が必要となります。なお、検査3日後の診察を受けるまで検査部位を濡らしてはいけないので、入浴・シャワー浴が出来ません。
金属アレルギーの検査(パッチテスト)って、簡単に出来る検査ではないのです。